ニューヨーク近辺に住む人なら誰でも「ライム病」という病気を聞いた事があるだろう。病名がコネチカット州にあるライム市から名付けられたことでも分かるように、東海岸では数多くの発病が報告されている。ライム病はボレリア菌に侵されたマダニに噛まれることにより感染する病気で犬や鹿だけでなく人間にも発症する。ワシントン州シルバーレイク動物病院の田中晶美医師は、統計によると人間は病原菌を持つマダニに噛まれた後80%に発疹や風邪に似た症状がみられ、うち60%が関節の痛みに襲われる。更にその5%は症状が悪化して神経が侵されたり不整脈を起こすが、犬の場合は感染したマダニに噛まれても90%はライム病を発病しないという。またライム病になっても発熱したり関節炎にはなるが神経が侵されたり不整脈を起こす事は極めて稀だ。むしろ体に溜まった菌が発病せず慢性腎臓炎になる方が問題になる。ライム病に感染するには最低48時間ダニが体に付着しなければならない。従って犬にダニ除けの首輪を着けると体にダニが付いても48時間以内にダニは死んでしまうので有効だ。治療には抗生物質を続けて与える。尚、ライム病以外にもダニから感染する病気は数々あるので森の中などに犬の散歩に行く場合は前もってダニ除け首輪やスプレーを用意しよう。
10月7日に発表された最新の研究によると、地球温暖化がもたらす最も差し迫った影響は、野生生物や人間の間に致死的な感染症が急激に広まることだという。
地球規模で進む気温と降水量の変化により各地の生態系が変容すると、ライム病、黄熱、ペスト、鳥インフルエンザなど、さまざまな病気が大流行する恐れがある。アメリカのニューヨークに拠点を置く非営利団体、野生生物保護協会(WCS)は、その中から特に注意すべきものを“死に至る12の病(deadly dozen)”と名付けて注意を呼びかけた。
このリストで上記4つ以外に挙げられている“病状”は、バベシア症、コレラ、エボラ出血熱、腸内寄生虫および外部寄生虫、赤潮、リフトバレー熱、アフリカ睡眠病、結核である。
地球規模で進む気温と降水量の変化により各地の生態系が変容すると、ライム病、黄熱、ペスト、鳥インフルエンザなど、さまざまな病気が大流行する恐れがある。アメリカのニューヨークに拠点を置く非営利団体、野生生物保護協会(WCS)は、その中から特に注意すべきものを“死に至る12の病(deadly dozen)”と名付けて注意を呼びかけた。
このリストで上記4つ以外に挙げられている“病状”は、バベシア症、コレラ、エボラ出血熱、腸内寄生虫および外部寄生虫、赤潮、リフトバレー熱、アフリカ睡眠病、結核である。