松嶋×町山 未公開映画祭 クリップ
日本とアメリカでは、出産事情がかなり違います。
日本では、出産の時の入院期間は、普通分娩で約1週間、帝王切開だと2週間位が平均的ですが、
アメリカでは何と、普通分娩では1日~3日、帝王切開でも3日~5日で退院となってしまいます。
これを聞いて、お~っ、アメリカ人はさすがにタフだ!と思ったものですが、実際には医療費が
高額なのが原因です。
地域や病院のレベル、加入している保険の種類にもよりますが、日本の数倍はかかるようです。
出産費用の大部分は保険でカバーされるのですが、民間の医療保険は、毎月の保険料が高いため、
どの保険にも入っていない人も多くて、大きな社会問題となっています。
出産は 「ラマーズ法」 が人気で、夫も共に講習を受けて、立会うことが多いです。
帝王切開の場合にも、夫が手術室の中に入って、妻に付き添うことが可能です。
アメリカでは、妊娠中の栄養過多により、お腹の中で胎児が育ちすぎ、帝王切開 になる
ケースが、大変多くなっています。
医師も、出産の時のアクシデントで訴えられたりしては大変ですから、我が身を守るため、
より安全率の高い帝王切開を妊婦にすすめる傾向があるのだそうです。
私の夫の親戚、知り合いにも、帝王切開で子供を産んだ人がとても多いです。
1人目は横に切り、2人目は縦に切ったので、恐ろしいから3人目は作らないことにした・・・
なんて声も聞きました。
アメリカの出産ビジネスのあり方と母子の健康についてを考えさせられる
ショッキングな映像でした。
内容はアメリカでの出産はビジネス。
保険会社と病院が結託し、いかに効率よく、短時間でお金を生み出すかということが
妊婦や生まれてくる子供の健康よりも優先されるように設定されている。
医者はまず産気づかせるための注射を施し
その後出産の痛みを全て取り去る麻酔を打つ。
そしてCaesarean section(帝王切開)にて約20分で出産は終了。
母子ともにその日のうちに退院です。
すごい医療技術なのかもしれませんが、注射は体内の赤ちゃんにストレスを与えますし
麻酔そのものはかなり危険な行為なのだそうです。
そして、妊婦のおなかを切り裂くことは不自然であり全く必要のない手術。
さらに、痛みを伴わない出産は母子の愛という絆を薄れさせる。
結局、短時間で効率よく数多くの出産をこなすことが
このビジネスの鍵でありアメリカではドクターフレンドリーな方法が
選択されているということです。
最近、これを見直して妊婦に優しい、自然で安全な方法で
子供を出産しようというムーヴメントが女性キャスターを中心に動き出し
NYを中心に呼びかけられていることを知らせるために
この映画は作成されたようです。
MIDWIFE(お産婆さん)の指導でご主人のサポートを得ながら
自宅で自然に出産するという例もこの映画の中で
いくつか紹介されています。
かなり感動しました!
赤ちゃんもストレスがないのか
するっと滑り落ちるように生まれて
オギャーとは泣かずに落ち着いた表情。
MIDWIFEによる出産には賛否両論があるとは思いますが
アメリカで結婚&出産を考えている方は
是非この映画をご覧になってください。