松嶋×町山 未公開映画祭 クリップ
第33回トロント国際映画祭(Toronto International Film Festival)に、組織化された宗教に疑問を投げかける映画『Religulous』が出品されている。
 監督は、『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan)』でメガホンを取ったラリー・チャールズ(Larry Charles)。作品は、米国の風刺家ビル・メイハー(Bill Maher、52)がエルサレム(Jerusalem)、バチカン(Vatican)、ソルトレークシティー(Salt Lake City)を旅し、各地域の住民に神と宗教に関する質問を投げかけるというものだ。質問は、「善良な人々になぜ悪いことが起こるのか?」というまじめなものから、「そのひげは何のため?」というふざけたものまで、さまざまだ。
 トロント国際映画祭でこの映画の記者会見が7日に行われ、メイハーとチャールズ監督が出席した。トーク番組『Politically Incorrect』の司会者として有名なメイハーは、カトリック教徒の家に生まれ育ったが、若いころに無宗教になったという。会見では「宗教は究極のタブーであり、虚偽を明らかにしなければならないものだ」と主張。チャールズ監督は、「宗教のある世界より、ない世界の方がはるかに安全だ」と語った。
『Religulous』というタイトルは、「religion(宗教)」と「ridiculous(ばかげた)」を組み合わせたものだ。批評家の間で評価は分かれている。