世間にある現実を訴えるために作られるドキュメント映画って多いと思いますが、後でその事実を知り調べて追跡した作品とは異なりコチラは間近でタイムリーにその現象を観てきた人が作ったものそれだけに訴えてくるパワーが違うんですよね。
また、これが世間に訴える形ではなく、ザカリーに向けて語りかける形をとっているところが壮絶にしている所。
最後まで観て最初からこの作品を見直すと、最初観たときは何気なかった出てくる言葉の一つ一つが心にズンと心に響き、より凄まじい内容になります。
Tokyo MXが放映している「松嶋×町山 未公開映画を観る」という番組があります。
日本で未公開のドキュメンタリー映画を紹介しているテレビで、胸に突き刺さるものが多いです。
アメリカのドラッグ社会、拝金主義、宗教問題をテーマにしているドキュメンタリーが秀逸。
11月17日から1本500円で日本未公開映画が見られるというビデオオンデマンドが開始されます。これは見逃せません。
その中で、とても悲しい、憤りを感じるドキュメンタリー「親愛なるザッカリーへ」を特にお薦めします。
人権派の弁護士と道徳を無視した判事の決断により、殺人犯の女は仮釈放になってしまう。
しかもその女は殺した男の子供を身籠っている。
何とか殺された男の両親は子供=孫の親権を得ようとするが、驚きの結果が…
遺族の願いも虚しく、殺人犯の母親は子供と最悪の結果を迎える。
悲劇を映してしまった親友の遺児へのビデオ
「親愛なるザカリーくんへ」
ドキュメンタリー映画『親愛なるザカリー』は、ザカリーという名の男の子の赤ちゃんの笑顔と、監督のカート・クインによる挨拶で始まる。
「君が生まれてきたとき、君のお父さんはもういなかった。だから、お父さんを知ってもらうために、このビデオを作った。大きくなったら見てほしいんだ」
『親愛なるザカリー』は、監督が親友の遺児のために作ったプライベート・ビデオだった。それがなぜ、映画として一般に公開されることになったのだろうか?