松嶋×町山 未公開映画祭 クリップ

コロンビアとの国境に近いエクアドルのジャングルの町ラゴアグリオでは、米石油会社シェブロンに掘削に伴う環境汚染の責任を認めるかどうかを争う訴訟の判決が来年にも下されることから、投資家や石油業界がその成り行きに注目している。

 現地の農家や先住民は、米テキサコは1970~80年代に、不適切な方法による掘削で環境を汚染したとし、その回復のために270億ドルの賠償を請求している。テキサコは2001年にシェブロンによって買収された。

国務省がシェブロンに「アカデミー賞」の怪
Chevron a finalist for State Department’s “Academy Awards

環境汚染で270億ドルの損害賠償訴訟に直面する石油大手が「最高企業賞」の最終候補に残り、悪行をカネでチャラにする戦略が功を奏したのではないかと疑惑の的に

ドキュメンタリー映画『メタリカ:真実の瞬間』のジョー・バーリンジャー監督が、環境問題に取り組んだ新作『Crude』(原題)について語ってくれた。

 本作は、エクアドルの熱帯森林に住むコファン族を含めた約3万人の先住民が、石油大手シェブロンに対して大訴訟を引き起こした事件を追うドキュメンタリー作品。シェブロンが原油を破棄し続け、住民の間でガンの発病を増加させたことが訴訟の理由で、エクアドルの環境専門家は、環境破壊の代償として被告側に270億ドルの損害賠償を支払うべきと主張している。