この作品におけるアメリカ連合国の歴史は公式サイトのページに詳細が書かれているけど、ヨーロッパの協力を得て南軍が北軍に勝ち、奴隷解放を訴えていたリンカーンはカナダへと逃亡。奴隷制は当然のこととなり、インディアンやアジア人、ユダヤ人も同様に差別される身となる。やがてアメリカは南米への侵攻も画策し、20世紀になってからはヒットラー率いるドイツと手を結び、日本に奇襲攻撃をしかける…といったようなもの。よくある日本のペラペラな架空戦記ものとは違い、様々な歴史資料やコメントを加えることで(もちろんみんな偽物だけど)、重厚な歴史を作り上げてしまっているのが面白い。D.W.グリフィスによるリンカーン狩りの映画フィルム、なんてものまで出てくるのには笑った。
1862年、ヴァージニア州で北部が敗北を喫しました。敗北を知った北部の中の和平を求める一派が、あくまで戦争で連邦の再統合を図ろうとするリンカーン大統領を強く非難しました。彼らは、勝利がおさめられないのであれば、早期講和をしたほうがよいと考えていたわけです。
そういう一派を説得するため、最後まで戦争を継続する大義名分が必要でした。それが奴隷解放宣言です。リンカーン大統領は、中途半端な形の講和ではなく、完全に連邦を再統合する手段を講ずるべきだと強く信じていました。
もともとリンカーン大統領は連邦の再統合を優先し、奴隷解放を戦争目的に入れるつもりはありませんでした。しかし、早期講和を求める一派の支持を得るために戦争目的に奴隷解放を入れることにしたわけです。また北部の一般国民も多くが奴隷解放を支持していたという事情もありました。奴隷解放宣言を発表すれば大幅な支持を集めることができると予想されました。
さらに南部が外国の協力を得ようとしているという情報もありました。奴隷解放宣言という大義名分が北部にあれば、外国は南部に協力がしにくくなります。例えばイギリスは18世紀末から19世紀初めにかけて奴隷貿易の撲滅に積極的だったので、イギリスを牽制するには効果的でした。
そういう一派を説得するため、最後まで戦争を継続する大義名分が必要でした。それが奴隷解放宣言です。リンカーン大統領は、中途半端な形の講和ではなく、完全に連邦を再統合する手段を講ずるべきだと強く信じていました。
もともとリンカーン大統領は連邦の再統合を優先し、奴隷解放を戦争目的に入れるつもりはありませんでした。しかし、早期講和を求める一派の支持を得るために戦争目的に奴隷解放を入れることにしたわけです。また北部の一般国民も多くが奴隷解放を支持していたという事情もありました。奴隷解放宣言を発表すれば大幅な支持を集めることができると予想されました。
さらに南部が外国の協力を得ようとしているという情報もありました。奴隷解放宣言という大義名分が北部にあれば、外国は南部に協力がしにくくなります。例えばイギリスは18世紀末から19世紀初めにかけて奴隷貿易の撲滅に積極的だったので、イギリスを牽制するには効果的でした。